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修理実例

2014.06.28 ロータリー調整

トロンボーンやホルンなど、ロータリー楽器を演奏されている皆さん、オイルは定期的に差していますか?
ロータリーはピストンと異なり、ご自分で分解して掃除する事が難しい部分です。
動きが悪くなったら差す。ではなく、必ず定期的に差しましょう。 
動かなくなった場合でも専用の工具、知識のない方は分解されない様にお願いします。
ご自分で分解後、部品が壊れたり、傷がついてしまうと修理金額が更にかかる可能性があります。
 
今回はロータリーが動かなくなったとお預かりしたホルンを修理します。
ロータリー内部を取りだすとこんなにも汚い状態です。
 
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緑色の汚れは何年も掃除をしていない証拠と言えるでしょう。
 
ロータリーが動かなくなる原因は内部の汚れが固まっているからです。
つまりこの汚れは何年も前から少しずつ溜まっていった汚れです。
オイルを定期的に差している間は固まることはあまりありませんが、
差すのをやめると汚れが固まり、ロータリーを動かなくさせてしまいます。
 
この汚いロータリーを専用の薬品に付けて綺麗にすると・・・。

 
SONY DSC
 
ごっそり汚れが取れ、綺麗になりました。
 
並べてみると別のパーツのようにも見えますね。
 
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掃除が終わればオイルを差して管体に戻します。
動かなくなっていたロータリーが無事に動いてくれました。
 
あまり目にすることは無いと思いますが、
当店でロータリー修理でお預かりした楽器は写真の様に綺麗して返却させて頂いております。
 
皆さんの楽器の内部も写真のような状態になっているかもしれませんよ。

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