管楽器 修理ならおまかせください管楽器修理工房

修理実例

2014.06.25 クラリネット オーバーホール

当店では「オーバーホール」というと、
全てのタンポを交換するだけでなく、メッキ加工まで行う修理になります。
(全てのタンポを交換する「全タンポ交換」よりも、さらに高価な修理になります)

メッキ処理を行えばキイはほぼ新品状態に戻りますし、
バネ、コルク、タンポも全て新しいものに交換になります。
  
こちらがメッキ加工前の状態です。かなりメッキがはがれています。
 
DSC08378DSC08382
 
オーバーホールするために、まずは楽器についているキイを全て取ります。
メッキをかけるのはキイだけではありません。
管体についているキイポストもメッキをかけるので1つ1つ取っていきます。
 
この時にキイについているタンポやバネ、コルク類も取ってしまいます。
 
DSC08465DSC08464
 
全部取れたら下処理を行います。
 
下処理とは元から付いている古いメッキや汚れを落とす作業です。
そのままメッキを掛けてしまうと、ムラが出てしまう事もあり、綺麗に仕上がりません。
必ずメッキの前には下処理をします。

下処理終了後、メッキをかけます。
 
メッキがかかり終ったキイの写真がこちら。
こちらの写真はキイポストの写真。ピンクゴールドメッキをしています。
 
DSC03705
 
そしてコチラがキイのメッキ。銀メッキをかけています。
綺麗に仕上がります。
 
DSC03692DSC03697
 
メッキ処理が終わったら組み立てていきます。
まずはキイポストを管体についていきます。
 
DSC03718DSC03731
 
キイポストが組み上がったらキイを取り付けていきます。
この時、キイとポストの間に隙間が無いか、ネジはちゃんと回るか等色々なチェックを行います。
 
キイが付いたらバネ、コルク、タンポを付けて調整します。
 
DSC09539DSC09542
 
 
バランス調整まで完了しました。これでオーバーホール終了です。
ほぼ新品状態になりました。
 
s-1-1(oh)s-1-8(oh)

 
メッキの種類は色々あります。
クラリネットのキイは一般的に銀色と思われがちですがピンクや金色等にもする事ができますので是非ご相談下さい。
 
r13-5DSC09939
 

このページの上部へ