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木管楽器よくあるご質問

使用するタンポ・ラックによって音色が変わるらしい

タンポには大きく分けて3種類あります。(フィッシュスキン、コルクタンポ、革タンポ)
 
まず、クラリネットやフルートで見られる白いタンポをフィッシュスキンといいます。
中にフェルトが入っており、周りを動物の腸で包んでいます。
消耗が激しく、破れやすいですが、このタンポだからこそ柔らかい音がでます。
クラリネットではコルクタンポも使用されることもあります。
フィッシュスキンのタンポに比べ破れにくいため、レジスターキイによく使用されます。
サックス等で使用される茶色いタンポは革タンポといいます。
バスクラやファゴットなどで見られる白い色のタンポも同じ革タンポです。
フィッシュスキンと同じで中にフェルトが入っていて、周りを革で包んでいます。
革にも耐水性のものや半耐水性のものなど、多数種類が存在します。
 
革製のタンポの研究は日々されていて、一概にこれがいいをいうタンポはありません。
時代によって違うタンポを使用しているメーカーもあります。

ラックというのはタンポをキイにくっつけて動かないようにしている接着剤の名前です。
熱で溶け、冷えると固まるので時間が経っても微調整が可能です。
ラックにも白ラック、黒ラック等種類があり、基本的に各楽器にあったラックを使用していますが、
お客様の求めている音色等をお聞きして通常とは違うラックを使用することもできます。
お気軽にご相談ください。

また、楽器は振動してなっているのでラックの量を多めにして付けた場合と、
少なめに付けた場合とでも音が変わります。
多めに入れた方が楽器がよく響きますし、タンポがポロッと取れる可能性も減りますので、
当店ではラックを多めに入れて修理いたしております。

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