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修理実例

2014.08.29 クラリネット 割れ修理

今回は木製の楽器には付きものの、割れ修理の紹介です。
 

割れが起こる原因の多くは、楽器の内側と外側の温度の差によるものです。
寒い冬の練習時には温かい息が入るため内側が温かく、冬の寒さで外側が冷やされることで起こります。
逆に、日光の当たる場所等に放置した際には、外側が極端に温かくなるために起こってしまいます。
その他にも、管体を落とした衝撃で割れてしまうということもまれにあります。
一度割れてしまいますと、再び割れることが多いので急激な温度変化にはご注意ください。
 
修理前の写真をご覧ください。
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この写真のクラリネットはとても大きく割れています。
トーンホール(タンポで塞いでいる部分)まで伸びていますので、
タンポでトーンホールを塞げていない状態です。
息が漏れてしまうことで、吹奏感が変わってしまいますし、雑音の入った音色になってしまいます。
 
修理後の写真をご覧ください。
SONY DSC
 
割れているところを楽器と同じ種類の木の粉で埋めて固めます。
その後、成形をしてボアオイルで馴染ませることで境目をできるだけなくし、次の割れが起こりにくいようにします。
最後に割れたトーンホールのタンポを交換して終了となります。
 
割れないのが一番ですが、割れてしまった時はすぐご相談ください。
放置しますと徐々に広がっていきますので、病気と同じように症状が軽いうちに修理をしましょう。


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