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修理実例

2015.12.08 メンテナンス・全体調整

木管楽器の修理には、メンテナンスや全体調整という修理があります。
当店でも「全体調整」と「メンテナンス・全体調整」という2つの修理がございます。
調整やメンテナンスというけれど実際はどんな修理になるんだろう、と疑問に思う方もいらっしゃると思います。
今回はその内容をサックスを例にご紹介します。


まずはメンテナンスです。
これはキイを分解し、掃除や注油を行う作業になります。
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楽器は様々なパーツからなっており、また可動部はスムーズに動作するようにオイルを差しています。
そのオイルも時間が経つとともに揮発し、なくなっていきます。
また埃などの汚れもたまっていきます。
そのまま使い続けるとキイが動きにくい、キイを動かすとノイズがするといった故障につながります。
オイルが切れている状態ですと、水分や手の汗により錆びも発生します。
タンポの交換が必要になり修理しようしたとき、キイが錆びついて分解が困難になるといった問題も起こってきます。
これらを防ぐためにも必要になってきます。
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これは芯金やシャフトと呼ばれるパーツになります。
これがキイを固定しており、またオイルも塗られています。
この写真では、少し黒っぽくなっています。
オイルが古くなったり、汚れが付いているからです。
これを掃除して、汚れを取り除きます。
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このように綺麗にした状態で、新しいオイルを差し組み立てていきます。
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このようにネジの部分もあります。
このような部分も同様に掃除と注油を行います。
オイルがしっかりと差されている状態の方が音の響きも良くなります。
メンテナンスは定期的に行うことで、楽器の状態を良い状態に保つこともできますのでとても大切になってきます。



次は全体調整です。
当店では全体調整とメンテナンス・全体調整の2つがありますが、
全体調整ではメンテナンスはせず以下の作業に入ります。
メンテナンスが必要かどうかは楽器を拝見させて頂いた時に判断し、ご案内させて頂いております。


全体調整ではまずタンポのトーンホールの塞ぎ具合を確認、調整していきます。
楽器を使っていると、タンポがトーンホールをしっかり塞げられていないものも出てきます。
タンポはフェルトや皮を使っているため、状態が変化してしまうからです。
そういったタンポを調整し、しっかりとトーンホールを塞げる状態にします。


この作業が終わったら次はバランス調整に入ります。
ある1つのキイを動かしたときに連携して別のキイも同時に動く部分があります。
この連携がうまく動くようにするのが、バランス調整になります。
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この写真はサックスの右手の人差指で押さえるキイのところです。
押さえているのは向かって右側のキイですが、一緒に左側のキイも閉じています。
このように連携している部分が木管楽器には数多くあります。
この連携がうまくいかないと、押さえていても塞がらない部分ができ音が出ない、または出にくくなります。
少しずつこの連携が悪くなり、悪くなっていても気がつかないこともあります。


メンテナンスもですが、定期的に行うことにより楽器の状態を良い状態で保つことができます
今回はサックスを例にご紹介しましたが、もちろんフルートやクラリネットといった他の木管楽器にも当てはまります。
しばらく修理していなかったり、吹きにくいときなどはぜひご相談ください。
また自分の楽器は大丈夫か気になる方も、見積もりは無料で行っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さい。


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